空気が きりりと冷える朝
子どもたちは
白い息を 揺らしながら
いつもの道を 歩いてきます
高学年に 近づくほど
心の奥に
小さなざわめきが 生まれます
昨日まで 気にも留めなかったことが
急に 重たく感じたり
友だちの言葉が
長く 影を落としたりします
その揺れは
成長の証であり
自分の世界を
自分の足で 歩き始めたしるしです
守りたくなる 気持ちは
親のあたたかさ そのものですが
ときに
その手を 少し緩めてみると
子どもたちは
自分の力で
凍った道を 踏みしめる強さを
そっと 取り戻します
そして
親の心が 穏やかに整っているとき
その落ち着きは
子どもたちの 胸にも
やわらかな余裕となって 届きます
まるで
家の灯りが
遠くからでも 道を照らすように
子どもの世界のことは
できるかぎり
子どもたちに 任せてみる
その静かな 信頼が
やがて
「自分で越えられた」という
確かな 希望の光になります
遠すぎず
近すぎず
信じて見守るという 距離の中で
子どもたちは 今日も
少しずつ
前へ 進んでいきます


0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。