2026年2月4日水曜日

立春の足跡


登校の 白い道に

昨日の 靴跡だけが

そっと 残っている



曇り空の下

姉妹が 肩を並べ

楽しそうに 歩いてくる



ふたりの 視線は

ずっと 足元のまま



「どうしたの」と声をかけると

昨日の自分を 探しているのだと言う






踏みしめた 一歩が

今日へと 続いていて

その小さな 確かさに

胸の奥が あたたかくなる



立春の朝

季節より 先に

わたしの 心に

ひと足早い 春が灯った




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